仕事をやりかけのまま中断する。 たくさんの仕事がやりかけのまま溜まっていることになる。
やりかけのまま中断しているものは、いつでも再開できるように、
- 書きかけのメールなら、
- メーラで開きっぱなしでいつでも送信できるように
- 書きかけの文書なら、
- いつでも続きが書けるようにアプリケーションで開きっぱなしに
- 開発途中のプログラムなら、
- いつでもデバッグできるようにデバッグ環境を立ち上げっぱなしに
- アイディアを練るときは、
- いつでも思いついたことをメモできるように書きかけのメモを身近に
- チャットしようとして返事がないときは、
- チャットウィンドウを開きっぱなしにしておく
- WWW で調べものをするときは、
- とりあえず検索して関係のありそうなページを開くだけ開いておく
効用1: 隙間時間を有効に活用できる
一つの仕事を一気に完了させようとしなければ、 とりあえず始めるだけ始めるということでよしとするなら、 隙間時間でも始めることはできる。 あるいは、やりかけの仕事を少しだけ進めることなら、 隙間時間でも活用できる。 また、待ちが多い仕事は多重化することによって、 同時に進行させることができる。
効用2: 心理面
一つの仕事を、ゼロから始めるのは敷居が高い。 やりかけている仕事の続き、ということだと敷居が低い。 一つの仕事を完了させようとすると、 細かいところまで神経を配る必要があって大変。 細部は後で考えればいいやと割り切れば気が楽。 逆に、ほとんど完成していて細部の仕上げだけの仕事は どんどん片付けられるので気分的に楽。
効用3: 同時に考えよう
無意識の思考の活用。 仕事をやりかけのまま寝かせておくと、 いい考えを思いつくことが多々ある。 書きかけの文章を寝かせておくと、 適切な言い回しを思いつくことが多々ある。
4/3追記: 同じような趣旨の日記を見つけた。
結城浩の日記
複数の仕事をすることについて
勉強日記の書き方