KLab の開発に参加いただいている協力会社の A 社の S 社長が、 tech ML に投げた問いかけに対し、 同じく協力会社の H 社の役員である K さんが応えました。
# KLab 社内の ML なのに、KLab 社員以外で話が盛り上がる
# こともあるのが、tech ML の大きな特長です (^^;)。
> #どなたが「専門教育」を受けられた方なのかわかりませんが^^;
> ##ぜひ土日で古い教科書などを掘り出していただきたく:-)
今でもコンピュータでの処理(方法の)限界に関してはとても興味があり
オートマトンと計算可能性 情報処理シリーズ
有川 節夫 (著), 宮野 悟 (著)
あたりはおもしろいかなと。私は特に後半の計算可能性が好きです。
で、私も話に加わってみました:
仙石です。おお、ついに tech ML で計算可能性の話題が...
K さん曰く:
> 「オートマトンと計算可能性」
このあたりの、一通り学べる本を読んでみると、 大学の専門課程で何をやってるのか知る事は、できそうですね。
# でも、知る事と理解する事は全く別物 ;-)
> あたりはおもしろいかなと。私は特に後半の計算可能性が好きです。
本当に重要なのは、この「おもしろい」という感覚かもしれませんねぇ...
計算可能性に関する「おもしろい」本としては、
決定不能の論理パズル―ゲーデルの定理と様相論理
レイモンド スマリヤン (著), 長尾 確 (翻訳), 田中 朋之 (翻訳)
あたりがおすすめ。いきなりこの本を読むと挫折するかも知れない ;) ので、
入門用としてはホフスタッターの不朽の名作:
ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版
ダグラス・R. ホフスタッター (著), Douglas R. Hofstadter (原著),
野崎 昭弘 (翻訳), 柳瀬 尚紀 (翻訳), はやし はじめ (翻訳)
があまりにも有名ですね。
# 20周年記念版が出たのか~
# ということはつまり、私が初めてこの本を読んでから 20年たった、という
# ことなのですね。う~ん歳をとったものだ...
情報系の本としては、教科書的ではないかもしれませんが、 「C++ の設計と進化」は基礎的なところも分かりつつ、とても面白い本でした。
初めて読んだときは、あまりにも面白くて止まることなく一気に読み通してしまいました。
「計算機プログラムの構造と解釈」も面白いですね。こちらは教科書系。
Comment by cuzic — 2006年6月13日 @ 20:45