取引先が秘密保持契約(NDA)のもと開示した秘密や、お客様のデータや、経営情報などについては、あからさまに「秘密」という感じがするので、それが守秘義務の範囲に含まれることは誰の目にも明らかだろう。では、ノウハウはどうだろうか?
本当に件のノウハウなんか「しゃべるな」と言われたから(=明確に秘するべき事と定義されたから)言わないだけで、別にそれを知ったからといってPerl のディストリビューションができるわけでも、俺もディストリビューションを作ってやろうと思わせるもんでもないし、マジで「コロンブスの卵」のノウハウ程度のもの。 (秘密にすべきことは明確にされるべき)
なにを「秘するべき事と定義」するかは各社の考え次第だから、私がとやかく言うことではないが、少なくとも弊社では、アイディア自体は秘密とは考えない。
ベンチャー起業の鉄則
アイデアなんて二束三文だ
(ベンチャー起業の秘訣!無料アイデア付き)
と社長自らが言っているし、 私も以前考案したDB サーバのセキュリティ向上策をはじめとして、 実地の運用ノウハウを公開していきたいと思っている。 「アイデアは人に話すことで熟成していく」 (ベンチャー起業の秘訣!無料アイデア付き)と考えるからだ。
そもそもノウハウは、アイディア自体にあるのではなく、 そのアイディアを具現化できる「人」にこそあるのだと思う。