資産とは、お金を入ってくる源泉。 お金が出ていくほうは負債。 持ち家を資産と思っている人も多いが、 持ち家に自分で住んでしまえば、 修繕費などでお金が出ていくことはあっても、 お金が入ってくることはない。だから負債。
金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ (著), 白根 美保子 (翻訳)
で述べられているように、 お金のしくみはいたって単純である。 少なくとも普段、技術者たちが相手にしている高度な技術に比べたら、 遥かに遥かに単純である。 負債を減らして資産を増やせば、 入ってくるお金が増える。 ただ、それだけ。
こんなに単純な理屈なのに、 多くの人は、 資産を増やすためにお金を使うより、 むしろ負債を増やすことにお金を使ってしまう。 例えばローンを組んで持ち家を買ったりする。 どうみても世間一般の人より遥かに頭がいいように思われる技術者たちが、 ことお金に関しては全くといっていいほど 頭を使おうとしないのはなぜなのか。
しかも、技術者の多くは、 他の人達が望むべくもない資産を持っている。
それは「スキル」。
しかも、わずかな投資(努力)で大幅に増やすことができる特異な資産である。 なぜ、この資産をもっと効果的に増やそうとしないのか。 なぜ、目先のキャッシュフロー (安月給) に目を奪われて、 自身の資産形成をおろそかにするのか。