昨日、NECビッグローブ株式会社と 共同で、BIGLOBE法人会員および個人会員向けに 「VPNワープ」の提供を 開始しました。 これまで VPN-Warp 入門編 6回、応用編 3回を書き綴ってきましたが、 「VPNワープ」サービス 開始により、 より多くの方に手軽に VPN-Warp を使って頂けるようになったと思います。
なお BIGLOBE会員でないかたも 初期費用・月額費用が無料の 「コンテンツ」コースに入会すれば、 VPNワープをご利用頂くことが可能です。
「設定10分ですぐ使える SSL VPN」を目指して、 「VPNワープ」で提供するリレー・エージェントは、 relayagent フリーダウンロード で公開しているものより、 さらに簡単な「簡易インストール方式」を採用しています。 10分で設定できるかは、もちろん個人差があるとは思いますが (^^;)、
- VPNワープのページの
管理者メニューの「購入」を選ぶ
(現在、無料スタートキャンペーン実施中につき、10月末まで無料)
指示にしたがって進んでいくと、 証明書 relay,4000017.pfx (数字の部分はユーザごとに異なります) が ダウンロードできるので、これをダブルクリックしてインポートする - 「リレー・エージェント」インストール用プログラムをダウンロード
このプログラム VPN-Warp_RelayAgent_Setup_Biglobe.exe をダブルクリックすると 「VPN ワープ relay エージェント(Biglobe版)」ウィザードが開くので、 以下のように、ウィザードの指示に従って必要項目を入力していく- イントラネットの Web サーバをアクセスするときの URL のサーバ名部分 (例えばトップページのURLが「http://intra/index.html」であれば「intra」) を入力
- 証明書ストア内の証明書の一覧が表示されるので、 その中から 1. でインポートした証明書 (上述の例では relay,4000017) を 選択する
- Windows にログオンするときのパスワードを入力 (リレー・エージェントが証明書ストアにアクセスする際、 ユーザ権限で Windows にログオンする必要があるため)
- 「インストール」ボタンを押すと、インストールが行なわれ、 「relay エージェントサービスを開始しますか?」という 問合わせが表示されるので「はい」を押す
これだけで、証明書をインポートずみの PC であれば、ブラウザから
「https://biglobe.klab.org/」へアクセスするだけで
イントラネットの Web サーバにアクセスすることができるようになります。
「VPNワープ」で提供するリレー・エージェントも、 本ブログ上で公開している relay agent も、 相互に互換性がありますので、 「VPN ワープ」にて本ブログ上で公開している relay agent を使うことも可能です。 ただしこの場合、BIGLOBE への問い合わせはご遠慮下さい。 本 VPN-Warp ブログで公開している relay agent は、 本ブログの読者のかた限定で公開しているものであり、 この relay agent を使った際に生じた問題等は、 本ブログに対するコメント等で問い合わせて頂きたいと思います。
- 入門編 (1) VPN-Warp の特長: ふつうの SSL VPN と比べて
- 入門編 (2) VPN-Warp の特長: ssh のポートフォワードと比べて
- 入門編 (3) stone & relayagent の設定方法
- 入門編 (4) stone の代わりに OpenSSL の s_client を使ってみる
- 入門編 (5) stone の代わりに普通の WWW ブラウザを使ってみる
- 入門編 (6) WWW ブラウザを使う場合の注意点
- VPN-Warp relayagent フリー ダウンロード
- 応用編 (1) VPN-Warp 試用ライセンス提供開始のお知らせ
- 応用編 (2) 盗まれたノートPC を外部から操作する方法
- 応用編 (3) イントラの「ファイル共有」を社外からアクセスする方法