「成功している中小企業が持つ5つの要素」から引用:
「Five Secrets of High Performing Organizations」という報告書(PDF)が 公開されていました。 この報告書はアメリカで10~100人規模の企業300社以上を調査して、 成功している企業が持つ要素を5つにまとめています。 さらに、それぞれの要素を実現するためにはどのような努力をすれば良いかを 解説してありました。
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4. 戦略的に技術を利用する
本当は何が必要かをわかるまでは課題に対して利用する技術を特定してはいけません。 成功している中小企業は、技術を使う事が目的ではなく、 戦略を達成するために技術を利用する事を知っています。 また、一度使うと決めた技術に対する調査も徹底して行われます。 調査には、技術そのものに対してだけではなく、 効果を最大化するためのトレーニングも含まれます。
誠にごもっとも。 目的は課題を解決することであって、技術はその手段に過ぎない。 いま自社にある技術を中心に考えてしまうと、 それに引きずられ課題を見失うことになりかねない。 だから技術のことはいったん忘れて何が目的なのかしっかり考えなければならない。 目標が明確になった時、 自社が現有する技術と必要な技術との間に乖離があれば、 自社の技術者たちはスキルシフトか職探しを求められる。
合理主義を貫こうとする限り、 この考え方には反駁の余地がない。 技術者が経営方針に振り回され続け、 その結果スキルを充分に伸ばせなかったとしても、 会社は技術者養成機関ではないのだからその責は負わない、 という考え方は首尾一貫している。
問題は、会社が合理主義を貫こうとしている現代においても、 技術者の側が合理主義を貫ききれていないことにある。 「成功している中小企業が持つ5つの要素」の 技術者版「成功している技術者が持つ5つの要素」が必要であろう。
4. 戦略的に会社を利用する
本当は何が必要かわかるまでは 自身の技術 (あるいはこれから身につけようとする技術) に対して 利用する会社を特定してはいけません。 成功している技術者は、 会社に貢献することが目的ではなく、 自らのスキルを向上させるために会社を利用することを知っています。 また、一度入社すると決めた会社に対する調査も徹底して行ないます。 調査には、会社そのものに対してだけでなく、 効果を最大化するための会社の制度および風土なども含まれます。 経営者の技術に対する考え方や、 昇給・昇格などの人事制度や、 どのような人物が自分の上司になるか、 あるいは互いに切磋琢磨できるような同僚がいるかどうかは、 自らのスキルをどれだけ伸ばすことができるかに大きな影響を与えるからです。
経営者にとっては、事業の遂行が目的であって技術はその手段に過ぎない。
技術者にとっては、自らの技術スキルの向上が目的であって
事業はその手段に過ぎない。
スキル向上に役立たなくなった仕事はどんどん捨てるべきである。 なぜなら技術スキルこそが、技術者にとって最大の資産であるからだ。 目先のキャッシュフロー (若いときの給料) にとらわれることなく、 将来のキャッシュフローを生み出すストックをどうやって積み重ねていくかを第一に考えて欲しい。
忘れろ、でも捨てるな
忘れるのはいい。でも捨ててはならない。
仙石浩明の日記: 戦略的に会社を利用するスキル向上に役立たなくなった仕事はどんどん捨てるべきである。
なぜなら技術スキルこそが、技術者にとって最大の資産であるからだ。
目先のキャッシュフロー (若いときの給料) にとらわ….
Comment by 404 Blog Not Found — 2006年12月12日 @ 16:40
第34回目はネットのお役立ち情報??ルールですから
INTER-GATE編集部です。官僚的なやり取りはどうもニガテでいつまでたっても…
Comment by INTER-WEB — 2006年12月12日 @ 18:14
取捨選択
仙石さんのblogより。
> スキル向上に役立たなくなった仕事はどんどん捨てるべきである。
ああなるほど、捨てなきゃいけないのか。
幅の広さを自??..
Comment by ('A`)ウェーblog — 2006年12月12日 @ 20:43
仕事はちゃんと終わらせてから出てってね。
釣り餌と 知って食いつく 以下省略
戦略的に会社を利用する (仙石浩明の日記 さま)
スキル向上に役立たなくなった仕事はどんどん捨てるべきである。
なぜなら技術スキルこ
Comment by 国民宿舎はらぺこ 大浴場 — 2006年12月12日 @ 23:06