華為 (华为, Huawei) の IDEOS U8150 は、 各国キャリア向けのファームウェアが公開されている。 華為終端 (华为终端, Huawei Device) の中文 (中国語) ページで 「U8150」 を検索すると、 香港數碼通 (数码通, SmarTone Vodafone) 向けファームウェアが、 Worldwide ページで 「U8150」 を検索すると、 Italy Vodafone 向けファームウェアが、 それぞれダウンロードできる。 また、 華為終端サイトの検索では見つけられなかったが、 米国 T-Mobile (Postpay) 向け (T-Mobile Comet) も華為終端サイトからダウンロードできる。 その他、 台湾などアジア各国向けやオーストラリア向けもダウンロードできるようだ。
IDEOS U8150 の既知のファームウェアについてまとめてみる:
C | B | SP | Baseband | AMSS | キャリア等 | ビルド日時 CST |
---|---|---|---|---|---|---|
127 | 818 | 05 | 2210 | B235 | 香港 數碼通 | 2010-08-08 16:16:18 |
197 | 821 | 03 | 22201003 | B238 | 台灣 遠傳 | 2010-09-03 19:57:29 |
00 | 822 | 22201003 | B239 | Singapore C2O Mobile | 2010-09-11 12:31:46 | |
182 | 822 | 22201003 | B239 | Pakistan CMPak | 2010-09-11 12:31:46 | |
191 | 822 | 22201003 | B239 | Australia | 2010-09-11 12:31:46 | |
126 | 823 | 01 | 22201003 | B239 | USA T-Mobile | 2010-09-17 21:21:49 |
203 | 823 | 01 | 22201003 | B239 | Belarus Velcom | 2010-09-17 18:37:35 |
203 | 823 | 01 | 22201003 | B239 | Australia BP CJ | 2010-09-17 18:37:35 |
126 | 825 | 22201003 | B239 | New Zealand 2degrees | 2010-09-26 17:15:43 | |
126 | 826 | 22201003 | B254 | Australia Virgin mobile | 2010-10-14 20:39:16 | |
126 | 826 | 22201003 | B254SP01 | Mexico Iusacell | 2010-10-14 20:39:16 | |
126 | 827 | 22201003 | B254 | Peru Movistar | 2010-10-21 20:53:39 | |
126 | 827 | 22201003 | B254 | BrightPoint | 2010-10-21 20:53:39 | |
126 | 827 | 22201003 | B254 | Philippine TCI | 2010-11-06 12:23:13 | |
02 | 827 | 01 | 22201003 | B254 | Italy Vodafone | 2010-10-19 22:28:32 |
126 | 827 | 03 | 22201003 | B254 | Italy Vodafone | 2010-11-20 12:39:21 |
126 | 828 | 22201003 | B254 | Australia Vodafone | 2010-10-27 18:48:49 | |
126 | 828 | 01 | 22201003 | B256 | Singapore M1 | 2010-10-27 18:48:49 |
230 | 828 | 01 | 22201003 | B256 | Pakistan Ufone | 2010-10-27 18:48:49 |
126 | 829 | 22201003 | B257 | Normal | 2010-11-01 22:52:56 | |
126 | 829 | 22201003 | B257 | Cambodia Beeline | 2010-11-01 22:52:56 | |
126 | 829 | 22201003 | B257 | South Africa Vodacom | 2010-11-01 22:52:56 | |
126 | 829 | 22201003 | B257 | Finland Techdata | 2010-11-01 22:52:56 | |
126 | 829 | 02 | 22201003 | B257 | Vietnam VHH | 2010-11-01 22:52:56 |
126 | 830 | 22201003 | B259 | EMOBILE | 2010-11-24 21:19:04 | |
126 | 830 | 01 | 22201003 | B257 | Norway Telenor | 2010-11-10 03:55:12 |
126 | 831 | 02 | 22201003 | B257SP01 | 日本通信 | 2010-11-25 16:54:11 |
126 | 831 | 03 | 22201003 | B257SP01 | 日本通信 | 2010-11-25 16:54:11 |
126 | 832 | 22201003 | B257 | Cambodia CamGSM | 2010-11-23 18:38:55 | |
126 | 832 | 01 | 22201003 | B257 | India Aircel | 2010-11-29 18:18:52 |
126 | 832 | 02 | 22201003 | B257 | India Tata DoCoMo | 2010-11-29 18:18:52 |
126 | 832 | 04 | 22201003 | B257SP01 | India Tata DoCoMo | 2010-11-29 18:18:52 |
126 | 833 | 22201003 | B257 | Italy WIND | 2010-12-03 12:04:10 | |
253 | 836 | 22201003 | B257 | Germany | 2011-01-11 17:35:05 | |
167 | 836 | 03 | 22201003 | B266 | Sudan Zain | 2011-01-28 12:00:11 |
126 | 836 | 22201003 | B257 | Holand | 2011-02-14 12:33:39 |
ビルド番号は、 どのファームウェアも 「U8150V100R001」 で始まっているので、 その後に続く 「C〜B〜SP〜」 の数値のみ記した。 「USA T-Mobile」 は、 ファームウェアのファイル名では C85 なのだが、 実際に使ってみると U8150V100R001C126B823SP01 と表示されるので、 C126 と記した。 日本通信が販売している IDEOS も C126 だが、 T-Mobile Comet と何らかの共通点があるのだろうか?
「B〜」 の数値を昇順に並べてみると、 ファームウェアをビルドした日時 (ro.build.date) も昇順に並ぶことが分かる。 このことから、 「B〜」 はビルドした順に付けた番号と推測される。
「AMSS」 のバージョンは、 「*#*#2846579#*#*」 をダイヤルすると表示される 「テスト中」 メニューの 「ProjectMenu」 を選び、 その中の 「4.Veneer information query」 を選び、 その中の 「1.S/H version query」 を選ぶと表示される。 「テスト中」 とか 「Veneer」 (化粧張り) とか、 メニューの項目名がいかにもアレだが、 こうした詳細情報を表示する機能をつぶさずに出荷している点は好感が持てる。 日本のメーカとかだと、 こういう機能は全力でつぶしてくる。 力をかける場所を間違ってるんじゃ? と思いたくなるくらい。 わたし的には、 「*#*#4636#*#*」 や 「*#*#8255#*#*」 などの機能をつぶしている Android 端末は 「買ってはいけない」。
AMSS (Advanced Mobile Subscriber Software) というのは、 ベースバンドチップ上で動く基本ソフトウェア。
BREW は, 米QUALCOMM 社が 2001年 1月31日に発表した携帯電話向けダウンローダブルアプリケーションプラットフォームであり, ARM のアーキテクチャに基づいて作られた CPU をコアに持つ, 同社のベースバンドチップ MSM (Mobile Station Modem) シリーズに組み込まれた基本ソフトウェア AMSS (Advanced Mobile Station Software) 上で動作する.
AMSS のバージョンは、 どのファームウェアも 「M7x25V100R001C00」 で始まっているので、 その後に続く 「B〜」 のみ記した。 例えば Italy Vodafone 向けファームウェアの AMSS のバージョンは M7x25V100R001C00B254 なので 「B254」 と記した。
香港で IDEOS U8150-B を購入したら香港數碼通向けファームウェア B818 (上表 B 欄の数値、以下同様) だったが、 このファームウェアだと日本の一部(?)のキャリアの SIM でデータ通信できないという問題がある (音声通話は可能)。 例えば、 ソフトバンクの銀SIM/黒SIM や、 WILLCOM CORE 3G の SIM では接続できなかった。
Italy Vodafone 向けファームウェア B827 を書込むと、 ソフトバンク SIM などでも 3G データ通信できるようになるが、 香港數碼通向け B818 と Italy Vodafone 向け B827 では何が違うのだろうと思ったので、 少し調べてみた。 ちなみに B818 だけでなく B822, B823 にも同様の問題がある。 つまり B823 までと B827 以降では何かが変わったようだ。
ファームウェアには大別して以下の 4要素が含まれる:
- Android フレームワーク (/system ディレクトリ)
- Linux カーネル (通常起動用と recovery モード用)
- ベースバンド (ベースバンドチップ上で動くメーカ個別のソフトウェア)
- AMSS (Advanced Mobile Subscriber Software)
ファームウェアの書き込みを行なうと上記 4要素が同時に変わってしまって、 どこにデータ通信可/不可の原因があるか分からないので、 一つずつ変えてみる。 まずオリジナルのファームウェア B818 に書き戻して、 データ通信ができなくなったことを確認。
まず 「1. Android フレームワーク」 を B827 に変えてみる。 といっても /system と /data を全部入れ替えるのは面倒 (^^; なので、 /system/lib/libril-qc-1.so (Radio Interface Layer Library) だけ。 つまり B827 から libril-qc-1.so を抽出して、 IDEOS の /system/lib/ へコピー。 しかしデータ通信できないまま。 フレームワークの他の部分が影響している可能性も無くはないが、 RIL (Radio Interface Layer) より上のレイヤが関係する可能性よりは、 下のレイヤが関係している可能性の方が高そう。
なので次に 「2. Linux カーネル」 を B827 に変えてみる (正確に言えば、カーネルと initramfs)。 すなわち B827 から抽出した boot.img (カーネルと initramfs が含まれる) を fastboot で起動してみる:
% fastboot boot boot.img downloading 'boot.img'... OKAY booting... OKAY % adb shell $ dmesg <5>[0, swapper] [ 0.000000] Linux version 2.6.32.9-perf (huawei@product.hwandroid.com) (gcc version 4.4.0 (GCC) ) #1 PREEMPT Tue Oct 19 22:51:13 CST 2010 <4>[0, swapper] [ 0.000000] CPU: ARMv6-compatible processor [4117b362] revision 2 (ARMv6TEJ), cr=00c5387f <4>[0, swapper] [ 0.000000] CPU: VIPT aliasing data cache, VIPT aliasing instruction cache <4>[0, swapper] [ 0.000000] Machine: HUAWEI U8150 BOARD ...
fastboot コマンドを使うと、 IDEOS のフラッシュに書込まずに異なる boot.img で立ち上げてみることができるので便利。
dmesg コマンドを実行したときの一行目に、 「Tue Oct 19 22:51:13 CST 2010」 (カーネルをビルドしたときのタイムスタンプ) と出ているので、 B827 のカーネルが起動していることが分かる (B818 のカーネルは Fri Aug 20 19:01:28 CST 2010)。
ちなみに、 IDEOS を fastboot モードにするには、 音量小 (volume down) ボタンと赤 (終話) ボタンを押しながら電源を入れればよい (音量大と赤だとファームウェア書換になってしまうので注意! なお、音量大と青で recovery モード)。
また、 ファームウェア UPDATE.APP から boot.img 等を抽出/再構成する方法は、 Repacking UPDATA.APP で解析が進められている。
しかし、 カーネルを B827 に変えてもデータ通信ができないまま変化はなかった。 両カーネルの /proc/config.gz の差分は以下の通り:
% diff -u C127B818SP05/config C02B827SP02/config --- C127B818SP05/config 2011-01-14 20:42:52.648340666 +0900 +++ C02B827SP02/config 2011-01-14 20:49:27.495099205 +0900 @@ -1,7 +1,7 @@ # # Automatically generated make config: don't edit # Linux kernel version: 2.6.32.9 -# Fri Aug 20 18:55:04 2010 +# Tue Oct 19 22:40:16 2010 # CONFIG_ARM=y CONFIG_SYS_SUPPORTS_APM_EMULATION=y @@ -214,6 +214,7 @@ CONFIG_MACH_MSM7X25_U8500=y CONFIG_MACH_MSM7X25_U8300=y CONFIG_MACH_MSM7X25_U8150=y +CONFIG_MACH_MSM7X25_U8159=y CONFIG_MACH_MSM7X25_C8150=y CONFIG_MACH_MSM7X25_C8500=y CONFIG_MACH_MSM7X25_C8600=y @@ -948,6 +949,9 @@ # CONFIG_TOUCHSCREEN_CYPRESS_CPT is not set # CONFIG_TOUCHSCREEN_SYNAPTICS_I2C_RMI_TM1319 is not set CONFIG_TOUCHSCREEN_SYNAPTICS_I2C_RMI_TM=y +CONFIG_TOUCHSCREEN_CYPRESS=y +CONFIG_CYPRESS_UPDATE_TS_FIRMWARE=y +# CONFIG_CYPRESS_RESTORE_FIRMWARE is not set CONFIG_TOUCHSCREEN_MELFAS=y CONFIG_SYNAPTICS_UPDATE_TS_FIRMWARE=y CONFIG_MELFAS_UPDATE_TS_FIRMWARE=y @@ -1623,6 +1627,7 @@ # CONFIG_DIAG_ON_UART3 is not set # CONFIG_HUAWEI_STEREO_HEADSET is not set # CONFIG_HUAWEI_SMI_64M is not set +CONFIG_HUAWEI_SHARE_MEMORY_DEVICE=y CONFIG_HUAWEI_FACTORY_RECOVERY=y CONFIG_HUAWEI_USB_FUNCTION=y # CONFIG_HUAWEI_FEATURE_U8220_T2 is not set
両者のカーネルにさほど差異は無さそうだ。 ちなみに、 B821〜B832 の /proc/config.gz は全く同じだった。
残るは 「3. ベースバンド」 か 「4. AMSS」 なのだが、 B821〜B831 のベースバンドのバージョンが同一であることを考えると、 B818〜B823 でデータ通信できない原因は 「4. AMSS」 ということになりそう。 つまり AMSS のバージョンが M7x25V100R001C00B239 以前のものは通信できないが、 M7x25V100R001C00B254 以降なら通信できる。
ベースバンドだけ書込む方法があればよいのだが、 あいにく私は知らないので、 (ベースバンドを含む) ファームウェア丸ごと書込んでおいて、 Android システム全体 (1. と 2.) を元に戻すことにする。 ただしこの方法だと、 3. と 4. を一緒に変えてしまうことになってしまい、 データ通信できない原因が 3. と 4. のどちらにあるか判別できないが。
B818 の状態で (1. と 2. を) バックアップし、 B827 を書込み、 B818 の (1. と 2. を) リストアすることにより、 「1. Android フレームワーク」 「2. Linux カーネル」 は B818 由来で、 「3. ベースバンド」 「4. AMSS」 は B827 由来という 「合の子」 状態を作ることができる。
Android システム全体をバックアップ / リストアするツールは何でもいいのだが、 ここではアプリ 「ROM Manager」 を用いた。 ただし、 ROM Manager v3.0.0.2 のメニューにおいて、 「ClockworkMod Recovery を導入」 を選択しても、 「Huawei Pulse Mini」 用しか表示されない。 「Pulse Mini」 というのは Huawei U8110 のことで、 この ClockworkMod Recovery 2.5.1.0 を導入しても IDEOS U8150 だと画面表示が正常に行なえない。
そのうち IDEOS U8150 用の ClockworkMod Recovery も作られるのだとは思うが、
That worked - I used Clockwork recovery 1.8.1.4 for the Pulse Mini.
The buttons aren't all mapped correctly, but the nandroid backup seems to have worked fine. I haven't yet tried to restore from it, but it seems OK.
The phone was bought from Expansys in HK - it it pretty nice and much more responsive..
という動作報告があったので、 PulseMini@MoDaCo から Pulse Mini 用の ClockworkMod Recovery 1.8.1.4 をダウンロードし (ROM Manager v2.5 以前は 1.8.1.4 も含めて過去の Recovery も導入できたが、 v3.0 になってからできなくなった)、 fastboot モードにした IDEOS U8150-B へ fastboot コマンドで書込む:
% fastboot flash recovery recovery-clockwork-pulsemini-v1.8.1.4.img sending 'recovery' (3432 KB)... OKAY writing 'recovery'... OKAY % fastboot reboot rebooting...
B818 の状態で、 ROM Manager を使って 「現在の ROM をバックアップ」 し、 B827 を書込んだ後に、 ROM Manager を使って 「リストア」 する。
「B827 を書込んだ後に」 といっても、 ファームウェアを書込むと全てが初期化されてしまうので、 書込んだファームウェア上で ROM Manager が使えるようにするには root 奪取から recovery イメージの書き込みまでやり直すことになる。 以下に示すように、 けっこう長い手順だが、 何度もやったので手が覚えてしまった (^^;
% ls -lt -rw-r--r-- 1 sengoku user 1592809 Jan 11 08:17 com.koushikdutta.rommanager-1.apk -rw-r--r-- 1 sengoku user 1062992 Oct 16 23:29 busybox -rw-r--r-- 1 sengoku user 196521 Oct 16 22:04 Superuser.apk -rw-r--r-- 1 sengoku user 5392 Oct 16 22:04 rageagainstthecage -rw-r--r-- 1 sengoku user 26264 Oct 16 22:04 su -rw-r--r-- 1 sengoku wheel 3514368 May 11 2010 recovery-clockwork-pulsemini-v1.8.1.4.img % adb push rageagainstthecage /data/local/tmp/ 114 KB/s (5392 bytes in 0.046s) % adb shell $ chmod 755 /data/local/tmp/rageagainstthecage $ /data/local/tmp/rageagainstthecage [*] CVE-2010-EASY Android local root exploit (C) 2010 by 743C [*] checking NPROC limit ... [+] RLIMIT_NPROC={1428, 1428} [*] Searching for adb ... [+] Found adb as PID 484 [*] Spawning children. Dont type anything and wait for reset! [*] [*] If you like what we are doing you can send us PayPal money to [*] 7-4-3-C@web.de so we can compensate time, effort and HW costs. [*] If you are a company and feel like you profit from our work, [*] we also accept donations > 1000 USD! [*] [*] adb connection will be reset. restart adb server on desktop and re-login. $ % adb shell # mount -oremount,rw null /system # exit % adb push su /system/bin/ 164 KB/s (26264 bytes in 0.155s) % adb push busybox /system/bin/ 2264 KB/s (1062992 bytes in 0.458s) % adb install Superuser.apk 1911 KB/s (196521 bytes in 0.100s) pkg: /data/local/tmp/Superuser.apk Success % adb install com.koushikdutta.rommanager-1.apk 1981 KB/s (1592809 bytes in 0.784s) pkg: /data/local/tmp/com.koushikdutta.rommanager-1.apk Success % adb shell # chmod 755 /system/bin/busybox # chmod 4755 /system/bin/su # 電源を切る 音量小と赤ボタンを押しながら電源を入れる % fastboot flash recovery recovery-clockwork-pulsemini-v1.8.1.4.img sending 'recovery' (3432 KB)... OKAY writing 'recovery'... OKAY % fastboot reboot rebooting...
これでようやく ROM Manager が使えるようになるので、 「バックアップの管理とリストア」 を選び、 先ほどバックアップしたディレクトリを選んで 「リストア」 を行なう。
これで Android システムは B818 で、 ベースバンドと AMSS は B827 という合の子状態になる。 外から判別できる B818 との差異は、 ベースバンドバージョンが 22201003 になったことだけ:
Androidバージョン | 2.2 |
---|---|
ベースバンドバージョン | 22201003 |
カーネルバージョン | 2.6.32.9-perf huawei@product #1 |
ビルド番号 | U8150V100R001C127B818SP05 |
そしてこの外見はまるっきり B818 の IDEOS U8150-B は、 ソフトバンク SIM などでも無事 3G データ通信できるようになった。 すなわち、 データ通信可/不可の原因は 「3. ベースバンド」 あるいは 「4. AMSS」 にあることが確認できた。
B821〜B832 における 「ベースバンドバージョン」 の表示が全て 22201003 であり、 これが B821〜B832 のベースバンドが同一であることを意味するのであれば、 B822, B823 はデータ通信不可で B827 はデータ通信可である原因は、 「4. AMSS」 にあるということになる。 つまり M7x25V100R001C00B254 以降の AMSS でのみ、 ソフトバンク SIM 等でデータ通信が可能。
日本通信が販売している IDEOS も、 「ベースバンドバージョン」 の表示が 22201003 であるが、 B821〜B827 と異なり、 「FOMAプラスエリア」 (W-CDMA VI) が利用可能らしい。 この差はいったいどこから生じるのか? FCC ID は香港數碼通版と同じ 「QISU8150-B」 なのでハードウェアの違いとは考えにくい。 おそらく、 AMSS のバージョンが違うのだろう。 「*#*#2846579#*#*」 をダイヤルして得られる (方法は上記参照) バージョン番号を教えて頂けると幸い。> 持ってるかた
また、 EMOBILE の Pocket WiFi S (S31HW) は 1/14 に発売されたばかりで、 ビルド番号すら不明なので情報を頂けると幸い。> 買ったかた
日本通信版はB257です
Comment by u3k — 2011年1月17日 @ 11:40
ありがとうございます。
twitter でも、日本通信版 #IDEOS の AMSS バージョンは
M7x25V100R001C00B257SP01_AMSS と教えていただきました。
Comment by hiroaki_sengoku — 2011年1月17日 @ 15:43
日本通信版ファームウェア U8150V100R001C126B831SP02 のビルド日時が
Thu Nov 25 16:54:11 CST 2010 だと教えていただきました。
ありがとうございます。> @ori_gami さま
Comment by hiroaki_sengoku — 2011年1月18日 @ 00:47
1.M7x25V100R001C00B259_AMSS
2.Nov 26 2010 20:13:34
4.U8150-92V100R001C26B822_EFS
5.HD1U815M VER.D
ベースバンドバージョン 22201003
ビルド番号 U8150V100R001C26B830
です(という表記で大丈夫デスよね・・・・?)
Comment by S31HW — 2011年1月18日 @ 02:27
ありがとうございます。
38ファームウェアのビルド番号が揃いました:
ビルド日時は、1.S/H version query の 9.APPFS compilation time で
参照できます。あるいは getprop ro.build.date を実行することでも
参照できます。
Comment by hiroaki_sengoku — 2011年1月18日 @ 09:18
はじめまして。
当方もU8150を購入したのですが、ご指摘のイタリア版の
ファームウエアを検索したところヒットしません。
香港版は中文サイトでヒットしますが。
ワールドサイトでも中文サイトでもイタリアボーダフォン向けは
ヒットしません。
何が問題なんですかねぇ?
ここのリンクも飛んでいるようですし。
何か情報がありましたらご教授ください。
Comment by Hide — 2011年1月20日 @ 04:50
Italy Vodafone 向けファームウェアは、Huawei サイトから削除されたみたいですね。
おそらくオーストラリア向けも以前は Huawei サイトからダウンロードできたけど削除されたのだと思います。
なぜか T-Mobile 向けは今でも Huawei サイトからダウンロードできますね。
google 等で検索すれば、Huawei サイト以外からダウンロードすることは可能だと思いますが、変なファイル(ウィルス付とか)をつかまされないようご注意ください。
zip アーカイブしなおしたファームウェアも出回っているようなので、ファームウェア本体 UPDATE.APP について列挙しておいたほうがよさげですね:
Comment by hiroaki_sengoku — 2011年1月20日 @ 09:48
2chでビルド番号C126B831SP01でAMMSがB257(SPなし)の香港版が見つかったらしいです。
Comment by suamaHSK — 2011年1月22日 @ 22:51
イタリアボーダフォン向けSP3、上の方の直リンクから落とせました。zipとUPDATE.APPのMD5も見てみましたが、一致していました。
まだU8150実機がないので試せていませんが。一時的に落ちていただけかもしれませんね。
Comment by Kinoyama — 2011年1月28日 @ 21:40
はじめましてこんばんは。
今月下旬に訪港する予定なのですが、IDEOS U8150を購入して帰りたいと思っております。
現地ではおいくらで手に入れられるものなのでしょうか。
また、できるだけ廉価に手に入れたいと思っているのですが、どの地域に出向けばよろしいかご教示頂けませんでしょうか。
現時点では、
深水歩「高登電脳中心(Golden Computer Centre)」
旺角「旺角電脳中心」
湾仔「湾仔電脳場」「298電脳特区」
あたりに目をつけているのですが、どこが一番効率がよいのか全く分かりません…
Comment by dragstar — 2011年2月17日 @ 03:33
香港格價網で見ると、U8150 は行貨で HK$1380 水貨で HK$1120
くらいのようですね。
電脳街の品揃えは毎週のように変わるので何とも言えませんが、
灣仔298電腦特區は駅から遠いわりに大して品揃えがよくないので、
私の巡回コースには入れてません。
灣仔298電腦特區で見つかるものは、灣仔電腦城でも見つかることが
ほとんどであるように感じます。
旺角電腦中心は残念なことに若干さびれてきているような気がします。
星際城市と両方回っても、深水埗にはかなわないような気が…
なので、あまり時間がない場合は、高登電腦中心と黄金電腦商場を
まわるのが一番効率がよいのではないでしょうか。
各電脳街の場所は、次のページをどうぞ:
http://www.gcd.org/blog/2008/12/167/
Comment by hiroaki_sengoku — 2011年2月17日 @ 08:37
この記事に刺激を受けて、HKの友人を通じて、Smartone-VodafoneからIdeosを購入しました。約半年程使いましたが、急にバッテリーが発熱して、電池容量が減り始めました。ググってみると基板故障らしく、Smartoneで交換を依頼しようかと考えていますが、既にCustomRomに変更し、オリジナルのバックアップを取っていなかったため、返品時に保証してもらえないかと心配しています。V100R001C127B818SP05.zipも適用してみましたが、部分的にアップデートするだけで、オリジナルには戻らないみたいです。申し訳ありませんが、バックアップをお持ちでしたら、コピーをお譲りして頂けませんか?
または、一部だけ(/Custom)だけで十分との認識でしたら、その部分だけでもコピーを頂けたら助かります。
Comment by Anonymous — 2011年10月22日 @ 01:52
お気持ちは分からなくもないのですが、おそらく Huawei が権利を持っているであろうファイルを権利者に無断でコピーしてお渡しすることは不法行為にあたります。コピーを依頼した側も罪に問われる可能性もありますので、そのような依頼は避けたほうがよろしいのではないでしょうか?念のため、お名前を「匿名」に変更しました。
ちなみに、Smartone版ファームウェアには /Custom は存在しなかったような気がします。「オリジナルには戻らない」というのは具体的にはどのファイルが無いということなのでしょうか?
Comment by hiroaki_sengoku — 2011年10月22日 @ 21:59
不法行為の指摘、ごもっともですね。
他の掲示板を拝啓すると、アップデータの展開で、/cust(/customは間違いでした)は、ご指摘通り、存在していないようです。またwiki掲載内容を確認しますと、/custは /dataにコピーされている、且つ、他国ファームを導入すると、/custは上書きされ、元に戻らないとの情報もあります。
修理依頼をする上で、/custフォルダ下が改変されているか全チェックするかはどうか不明ですが、なるべくオリジナルに戻していたほうが良いと考えていました。
Comment by 匿名 — 2011年10月25日 @ 23:39