仙石浩明の日記

その他

2014年8月22日

ALS Ice Bucket Challenge tweets

(株)モノタロウの安井卓さんから ALS Ice Bucket Challenge のご指名を頂きました。もろチェーンメールなのがアレですが、同じ阿呆なら踊らな損々のノリで、謹んでお受け致します。残暑厳しき折、ちょうど氷水をかぶりたい心境でした。

次は、立命館大学の上原哲太郎先生、おごちゃん、歌手のファンキーコバ様 (五十音順) のお三方を僭越ながら指名させて頂きます。(私の限られた人脈の中で) なるべく異なる分野の方々へ広げたほうが面白かろうということで畏れながら選ばせて頂きました。

もちろん、チェーンメールが招きがちである悪影響を惹起せしめることは本意ではありませんので、ここでは ALS Ice Bucket Challenge について殊更に述べることは致しませんし (私なんぞがいまさら解説しなくても、みなさまとっくにご存知でしょうし、知らない人はググレカス、おっと失礼)、私が指名した方々に対して、そしてこの拙文を読んで下さる全ての読者の皆様に対して、いかなる行動についても強要ないし推奨する意図は 1ミリも御座いません。

いわんや、指名した方々がさらに次の人を指名してこの ALS Ice Bucket Challenge を拡散することをや、です。どんなに大義が大きくても足元が危うくなっては本末転倒ですし、大義が大きければ大きいほど、正義を振りかざせば振りかざすほどに、抑制が効かなくなって暴走しがちというのもまた現実でしょう。 いいか、絶対に拡散すんなよ。約束だぞ。

ALS Ice Bucket Challenge が、これだけ世間の注目を集めてしまいますと、賛否両論かまびすしくなるのは必然なわけでして、まあ他人様のバイラル・マーケティングの大成功が妬ましくなるのは重々分かるんですが、外で見ていてあれこれ言うより、踊る阿呆として楽しんじゃったほうが精神衛生上も世界平和のためにもいいんじゃないでしょうか? 同調圧力を吹き飛ばすには、笑い飛ばすことこそが重要と思う次第です。

で、実際にやってみると、コレすごく大変です (>_<)。 こんな短い動画でも見るのと作るのとでは大違い、という当たり前すぎることを痛感しました。 特に、氷水をかぶるのは不可逆過程ですから練習するわけにもいかず、一発勝負に...

なにごともやってみることは重要ですね。

Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 14:46
2010年8月4日

HYBRID W-ZERO3 の解約に続き、ウィルコムADSL も解約した。さよならウィルコム! tweets

事業破綻の報道等で 「顧客 (サービス利用者) の保護」 という言葉をみかけることが多いが、 言語明瞭意味不明ワードの一つだと思う:

PHS の解約が予想以上に進み、 2月に 417万人だった契約者数は 6月末には 388万人に減った。 7月下旬に予定していた裁判所への再建計画提出も、 「環境が変わった」として 10月に延期していた。
管財人らは、顧客を守るためにも、再建には通信会社の協力が必要と判断。 XGPを引き受けるソフトバンクに、PHS事業への支援に加わるよう求めていた。

「顧客を守る」 などと書くと聞こえはよいが、 PHS サービス継続を望む顧客がどれだけいるかなんて、 「PHS の解約が予想以上に進」んでいることから明らかなはず。 現在 388万人(も) 契約者数が残っていると言ったって、 その大半は 2年縛りのせいで辞めるに辞められない人たちであって (私も 6月末時点だと契約者なのでこの 388万人に含まれている)、 現顧客にとって望ましいのはサービス継続じゃなくて 2年縛りを免除してあげることだと思う。

「顧客」 というと 「債権者」 というイメージが強いし、 この報道のように 「顧客を守る」 と書くとますます 「債権者たる顧客を守れ!」 というイメージが強調されるけど、 実状は 「辞めたいけど契約の縛りで払い続けざるを得ない債務者たる顧客」 と 「辞めていく顧客から少しでも多くの資金を回収したい債権者」 という (報道から受けるイメージとは真逆の) 構図であるわけで、 報道がいかに実状をゆがめたイメージを撒き散らしているかの一例だと思う。

私は丸 4年 (なのでちょうど解約可能なタイミングだった)、 ウィルコムの PHS サービスを利用してきた。 また自宅のバックアップ回線として 4年間近くウィルコムADSL を利用してきた。 なぜウィルコムだったかと言えば、 2006年当時まだ珍しかった 「スマートフォン」 W-ZERO3[es] を使いたかったから。 4年前ドコモショップで、 スマートフォンが使いたいから解約すると伝えたとき、 ドコモも近いうちにスマートフォンを出す予定 (hTc Z) と担当者が言っていたのを思い出す。

その後、 W-ZERO3[es], Advanced W-ZERO3[es], HYBRID W-ZERO3 と 3代続けて W-ZERO3 シリーズを使い続けてきたが、 HYBRID W-ZERO3 のあまりのデキの悪さ (そもそも電話の着信音 / バイブレーションが小さすぎて着信に気付けないのだから電話として失格) に幻滅し、 乗り換えを決意した次第。 輝かしい W-ZERO3 の歴史の最後の最後で欠陥品を出してしまうとは (私は使ったことがないが一つ前の WILLCOM 03 も失敗作だった?)、 いったいシャープに何が起こったのか?

iPhone を使いたいがためにソフトバンクに乗り換える人が圧倒的である昨今、 いまさら言うまでもないことだが、 (2006年ごろから?) 通信サービスは端末のオマケに成り下がったとつくづく思う。 いや、 端末ではなくコンテンツのほうがもっと大事だと言う人がいるかもしれないが、 そうなるのはもう少し先 (少なくともあと 3年くらい先)、 端末がコモディティ化した後の話だと思う。 少なくとも現時点では、 どんなに立派で魅力的なコンテンツでも、 それをユーザに届ける窓口である 「端末」 がヘタレであれば何の意味もない。

一般に解約するのは骨が折れる。 多くの場合、解約は電話のみの受付だったり、 解約通知書を郵送しなければいけなかったりと、いろいろ手間がかかる。 Web だけで契約が済んでしまう入会の時とは対照的。 しかも解約の方法は Web を丹念に見ていかないと見つけられなかったりする。 退会率を下げたいという事業者側の気持ちも (職業がら) もちろん分かるのだが、 解約方法を分かりにくくすればするほどサポートコストは増えるしユーザ満足度も下がるわけで、 結局事業者自身の首を絞めることにしかなってないと思う。

特に、 ウィルコムADSL の解約は大変だったので以下にメモ:

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Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 08:07
2009年12月5日

大相撲初場所の自由席通し券を買ってみた

私は大相撲年六場所のうち、 両国国技館で開催される初場所、夏場所、秋場所は、 たいてい溜り席 (砂かぶり) のチケットを購入している (維持員席ではなく窓口販売分)。 ところが今回は整理券の番号が 300番近くになってしまい (自宅が両国から遠いため、自宅の最寄り駅の始発で行くとこのあたりが限界)、 今日 (販売初日) 国技館の販売窓口で尋ねたら正面・向正面のタマリ席は (全日程で) 11:50 時点で既に完売だった。 東・西のタマリ席6列目は残っていたが、 これは記者席の後ろの席なので私は嫌い (人の往来が激しく相撲に集中できないので)。

かといって枡席は窓口だと 4人マスか、 2人だと特別マスC席 (4人マスを 2人で使う) しか買えない (普通の 2人マスは チケットぴあ 販売のみ)。 4人マスを 2人で使うとゆったりできるのはいいのだが、 マスA席だと 1人あたり 22600円にもなる (4人で使えば 1人あたり 11300円) のでコストパフォーマンスがよくない。 一方、 特別マスC席は 1人あたり 9200円と安いが、 一階席の一番後ろなので 2階のイスA席 (8200円) と大差なく、 私はいいとは思わない。

ならばいっそ椅子席に、と椅子席の販売窓口へ移動。 イスC席を 2人 * 二日分買おうと思って移動したのだが、 ダメ元で 「通し券」 がまだあるか聞いてみた。 通し券というのは十五日間の自由席券の束で 20000円。 毎場所 50セットしか販売されないので、 当然完売だろうと思っていたのだが、 驚いたことに毎場所とも販売初日の昼過ぎまで売れ残っているとのこと。 意外に人気が無いようだ。 ということは整理券の番号が 300番を超えていても買える可能性があるのかも。 さらに整理券一枚で 4セットまで購入できるらしい (1セットしか買えないと私は今まで思い込んでいた)。

自由席券 (2100円) は通し券以外だと当日しか買えない (土日とかだと早朝から並んでも買えないことが多い) ので、 土日祝日しか行かない (行けない ;_;) 場合でも意味がある。 つまり前売りで買えるイスC席を6日分買うと 3600円 * 6 = 21600円になるので通し券の方が安い。 しかも、 整理券一枚だと 2日分 (2人分買う場合) しか買えない (もちろん販売初日以外なら何日分でも買える) のに対し、 通し券なら 15日分を 4セットまで買える。

というわけで、 平日 (1/12~15, 1/18~22) の自由席入場券が余っております (各日程 2人まで)。 ご興味のある方はご連絡下さい (^^;)。

sumo admission ticket
Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 23:24
2009年8月18日

中学校の同窓会のデータベースを作ってみた

40歳前後になると同窓会に行きたくなる。 20歳代は自分自身に対して投資を行なう 10年間、 30歳代がそのリターンを得る 10年間とすれば、 自己投資の回収をほぼ終えて、 次の展開を考え始めるのが 40歳前後ということになろう。

27年ぶりに会う同窓生は、 30歳代に築いた人脈とは全くつながりがない人が多いわけで、 今までとは全く異なる展開を人生にもたらすかもしれない。 というわけで、中学校の同窓会の幹事になってみた。 正確に言うと、 (大阪の)中学校の同窓会の東京支部の幹事になることを、 中学校の恩師に頼まれたのであるが、 このチャンスを活かさない手はない。

私は中学校を 1982年に 34期生として卒業した。 1~61期の同窓生にどうやって年一度の総会に来てもらうかが、 幹事になった私の最初にして最大の課題。 我々の世代は、IT の視点から見ると過渡期で、 私より上の世代は、メールすらほとんど使いこなせないアナログ世代、 私より下の世代は、デジタルネイティブ世代。 上の世代は、総会通知に往復葉書 (復信は出欠連絡用) を使っていたが、 30年近くもたてば、多くの人が引越ししてしまっていて、 郵便が届かなくなるのは自明の理。 かといって下の世代はまだ 30歳代以下で、 同窓会なんかには興味がない。 勢い、同窓会の IT 化は我々の手に委ねられることになる。

まず IT 化の第一歩として、同窓会のデータベースを作ってみた。 データベースといっても、 名前とメールアドレス、 および総会への出欠とメッセージを登録できるだけの簡単なもの。 同窓会用のシステムなんて既存のものがいくらでもありそうだが、 機能が多すぎで、(ケータイ メールくらいしか使えない) 上の世代には取っつきにくそうなのと、 他人が作ったシステムの使い方を調べるより自分で作ってしまった方が早いので、 仕事の合間に計1日くらいで開発。

同窓生の大半に対して、既に連絡がつかなくなってしまっているので、 一人でも多くの同窓生に、 このデータベースへメールアドレスを登録してもらうところから始める他ない。 まずはメールアドレスが判明している同期に以下のようなメールを送ってみた。

メール本文中、 「%%NAME%%」 および 「%%DBURL%%」 は、 データベースに登録されているデータを使って、 それぞれ 「同窓生の名前」 と 「データベースへアクセスするためのURL (認証文字列を含む)」 に置き換えられる。 また、 「%%SCHOOL%%」 「%%ASSOC%%」 「%%ASSOCURL%%」 はそれぞれ、 「中学校の名称」、「同窓会の名称」、「同窓会ページの URL」 の伏字。

末尾に書いているように、 (PC でもケータイでも) 「同窓会ページの URL」へアクセスしてもらうことさえできれば、 (IT の知識に乏しくても) 容易にデータベースに新規登録してもらえるようなシステムを目指している (同窓生でない人が勝手に登録するのをどうやって防ぐかという問題は、 とりあえず脇へ置いておく)。 予備知識 (データベースの概念とか。もちろん DBMS とかの専門的な事じゃなくて、 サーバにデータを登録できるといったような単純な概念) が無くても、 同窓会ページの説明を読むだけで登録を行なえるようになることが望ましいが、 説明文が長すぎるとケータイで読みにくくなってしまうのが、 悩ましいところ。

%%NAME%% さま

%%SCHOOL%%で 3年D組だった仙石浩明です。ご無沙汰しております。

石田先生に依頼されたのをきっかけに、東京%%ASSOC%%の幹事をやっております。
「東京? 行く機会なんて滅多に無いよ!」と思われても、もうちょっと辛抱
して聞いてください。

東京%%ASSOC%%では、毎年11月に総会を開催しているのですが、昨年まで開催通知と
出欠連絡に往復葉書を使っていました。東京%%ASSOC%%の名簿には千人を超える
同窓生が登録されているのですが、その一人一人に往復葉書 (一枚 100円) を
出すわけで、総会開催費用のかなりの部分を郵送費が占めてしまう、という
笑えない事態になっていました。

すなわち、総会に参加した人に払って頂いた参加費のうち、少なくない部分が、
欠席者宛に送った往復葉書の費用に消えてしまうわけです。その結果、参加費を
高くせざるを得ず、高い参加費を敬遠して参加者が減ってしまう、という悪循環
が発生しかねない状況でした。本家大阪の%%ASSOC%%でも似たような状況が発生して
いるのかもしれませんね。

私は 10年ほど前に KLab(株) という IT ベンチャーの立ち上げに関わって以来、
KLab(株) の CTO (最高技術責任者) を勤めておりますが、東京%%ASSOC%%の窮状を
IT の力 (笑) で救えないかと柄でもないことを思い始めてしまい、総会の開催
通知と出欠連絡をインターネット経由で行なうシステムを作ってみました。

まあ、システムつーても大層なものではなく、データベースに同窓生のみなさん
の名前とメールアドレスを登録し、ついでに総会への出欠とかメッセージとかを
登録し、誰が総会に出るのかみんなが確認できて、「同期の○○さんが参加する
なら私も参加しよう」とかいう感じで参加者が増えてくれるといいな~といった
ものです。

以下の URL にアクセスすると、データベースに登録されている%%NAME%%
さんのデータを確認できます。万一誤りがありましたら修正してもらえると
幸いです。

%%DBURL%%

メッセージを入力する欄もありますので、何か書込んでもらえると嬉しいです。
もちろん、東京近郊にお住まいであれば、総会への参加も検討して頂き、
絶対参加できないというのでなければとりあえず「参加」にしておいて下さい。
変更はいつでも可能ですから。あ、ちなみに今年は 11/29(日) に開催されます。

「登録」ボタンを押したら、次にその下にある「総会参加予定者の一覧」を
クリックしてみてください。同窓生のみなさんが入力したメッセージを
読むことができます。

現時点では「東京」%%ASSOC%%のデータベースなのですが、別に「東京」限定では
なく、本家の大阪でも、そしてさらにはその他の地域でも、同窓会を開くのに
使えるんじゃないかと思います。「東京に行く機会なんて無いよ!」という
場合も、是非使ってみて頂ければ幸いです。

そして何かご要望があれば遠慮無く言ってください。こんな機能があればもっと
使えるのに、とかありましたら、いちおー CTO なんで、仕事の合間にどんどん
作ります。

このデータベースには「幹事フラグ」があって、各期の同窓生に対してメールを
送る機能もあります。実はこのメールもこの送信機能を使って送っています。
同窓生に呼び掛けたい場合は連絡して頂ければ「フラグ」を立てます。なお、
フラグが立っていてもデータベースに登録されているメールアドレスを参照する
ことはできません、あくまで送るだけです。

最後に、もし%%ASSOC%%の同窓生をご存じでしたら、新しい(東京)%%ASSOC%%ページ
%%ASSOCURL%% へアクセスしてデータベースに新規登録するよう
お伝え頂けませんか? このデータベースが同窓生みなさんの再会のきっかけと
なれば幸いです。
More...
Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 09:26
2009年3月1日

東京レインボーウオーク

東京レインボーウオークに参加した。 お台場海浜公園を朝 8:50 に出発し、 小雨がぱらつくあいにくの天候の中、 レインボーブリッジを往復する 7km のコースを歩いた。 参加者は約5000人だったらしい。

Rainbow Brdige Walk

この写真↑ は、橋の中間点から芝浦埠頭方向。 折り返してくる人々が反対車線に見える。 この時は歩いている人がまばらで歩きやすかったが、 お台場方向へ戻ったあたりで先が詰まってしまい、 満員電車並のすし詰め状態↓ になった。

Rainbow Brdige & helicopter

こうなってくると、「ウォーキング」というよりはお祭り。

ニュース:
卓球の愛ちゃんも歩く!東京レインボーウオーク3月1日開催
レインボーブリッジでウオーキング大会-東京五輪招致に向けPR

Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 17:09
2009年2月25日

虫の記憶はさなぎでリセット ~ 変態する生物など、エピソード記憶を残さない方が生存に有利な場合もある hatena_b

進化論を否定しようというのでなければ、 エピソード記憶や自我意識も、進化の過程で生まれたと考えるのが妥当だろう。 つまり、 エピソード記憶を持つ個体の方が、 過去の経験から学び、同じ失敗を避けようとする (例えば危険な目にあったモノから逃げる) ことによって生存確率を高めることができて、 自然淘汰を経ていくうちにその記憶する能力が強化されていく。

そして、 エピソード記憶を持つ個体の中に、 あるとき突然変異によって自我の芽生えのようなものが生じた。 「自分」という自我意識が強くなればなるほど、 自分という存在が「かけがえのない」ものに思えるようになり、 自己を大事に思うようになる。 すなわち「死への恐怖」が生まれる。

「死」を忌避する個体の生存確率が高まるのは自明であり、 自我意識はどんどん強固なものへ (死がどんどん怖ろしいものへ) と進化し、 ついには自己同一性概念 (アイデンティティ) を獲得するに至り、 自身が「自由意思」を持っていると認識したりする。

幼虫から蛹、そして成体に至る過程において、 大量に予定された細胞の死 (programmed cell deathと言います) が起こるのですが、 芋虫から蝶、あるいはカブトムシというような、身体の形だけでなく、 なんと「神経系」に至るまで再構成されると聞いているからです。?!?!
...
成長の一ステップにおいて、 自分のこれまでの経験も何もかもが組み込まれた大きな系が再構成されるということで、
...
この幼虫とこの成虫は同じアイデンティティを持つ個体と呼べるものなのか

変態によって生存戦略が大きく変わる (例えば、地面を這う個体と、飛べる個体とでは、天敵を回避する戦略は全く異なる) ことを考えれば、 変態前のエピソード記憶は、 害になることはあっても益にはなるまい。 つまり、 エピソード記憶を忘れることが、 生存確率の向上につながる。

進化の過程で変態を行なう生物が生まれたとき、 もしかすると最初の変態生物は神経系の再構成までは行なわなかったのかもしれない。 そして、 あるとき突然変移によって神経系までも再構成する個体が生まれた。

変態前のエピソード記憶を引きずる個体は、 過去の経験が邪魔をして命を落とすこともある一方で、 変態によって記憶をリセットした個体は、 なまじ経験がないぶん有利となる。

あるいは、 神経系の再構成を完全には行なわず、 一部の神経組織が残る場合でも、 変態前のエピソード記憶を積極的に消去する個体の方が、 生存確率を高めることができるだろう。

どちらの場合も、 幼虫と成虫が同じアイデンティティを持つことによるメリットよりも、 エピソード記憶を引きずらず、 したがって同じアイデンティティを持たない (持てない) ことによるメリットの方が、 大きいだろう。 変態生物が自我の強化を行なうのは難しそうである。

Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 08:01
2008年1月5日

ガンダム サウンドロップ の音を変えてみた hatena_b

妻が、ガシャポン (ガチャガチャ) で サウンドロップを買ってきた。

サウンドロップ ガンダム ~青い巨星編~

なんでも、最初に出てきたのが「ヒート・ロッド電流音」だったそうで、 「効果音」ではない「セリフ」バージョン (アムロの声とか) が欲しくて、 ついつい二個三個と買ってしまったらしい。 馬鹿だねぇ...

で、サウンドロップを改造するページを見つけてきて、 同じように改造してくれという。

ネジを外してバラすと、 基板上隅に S1 S2 S3 S4 とシルク印刷したパターンがある。 このパターンのいずれかをショートすると対応する音声を選択できるらしい。 右下隅に「P36C」とシルク印刷してあるが、 これは基板のID と思われる。 「P36」というのが「~青い巨星編~」シリーズを意味していて、 末尾の「C」がシリーズに含まれる各バリエーションを表す記号なのだろう。

サウンドロップ 基板

上の写真の赤枠で囲った部分を拡大:

サウンドロップ 基板 S2 ショート

S2 がショートしてある。 S2 の半田を取り除いて S1 をショートしてみると、
ヒート・ロッド電流音がセイラさんの「あなたなら出来るわ」に変わった。

サウンドロップ 基板 S1 ショート

ショートするパターンと音声をまとめると次のようになる。

P36A S? 1ランバ・ラルA ザクとは違うのだよ! ザクとは!
S? 2 ランバ・ラルB いい目をしているな
P36B S1 5アムロ・レイB 親父にもぶたれたことないのに!
S2 4 アムロ・レイA おだてないでください
P36C S1 3セイラ・マス あなたなら出来るわ
S2 6 ヒート・ロッド電流音 シュビンッ! ビビビビ…
P36D S1 7ビーム・サーベルを抜いた音 ブォンッ!
S2 8 ビーム・サーベルで斬り付けた音~爆発音 ズギャン! ビゴゴゴ… ドォォン!
Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 17:36
2007年12月8日

チロルチョコ きなこもち 100コ入 & 特大だきまくら

妻が、 10円チロルチョコ きなこもち を買ってきた。 なぜか今年はあまり出回っていないらしい。

チロルチョコ きなこもち 100個入

10コ入袋 x 10コ入 <T10キナコモチフクロ> と 100コ入 <T1チロルキナコモチ>。
しめて 200個。馬鹿だねぇ...

10コ入 袋:

チロルチョコ きなこもち 10コ入 袋

100コ入 箱:

チロルチョコ きなこもち 100コ入 箱

小さすぎてバーコードが入れられないため、 コンビニでは 10円チロルチョコは売られていない (代りに 20円バージョンが売られている)、 と妻が自説を力説している。

チロルチョコ きなこもち

2005年のキャンペーンでもらった、チロルチョコ「きなこもち特大だきまくら」:

チロルチョコ「きなこもち特大だきまくら」 チロルチョコ「きなこもち特大だきまくら」当選
Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 18:45
2007年10月28日

ぎゅうぎゅう (箱に入った三匹の小猫)

妻のリクエストにより掲載:

3 cats in a box

どうしてこんな狭い箱に無理矢理入りたがるのか、 猫に興味がない私には全く理解できない。

箱はペットボトル6本入り段ボール箱を妻が半分に切ったもの。 三匹が入るにはかなり無理がある。
全体図:

3 cats in a box
Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 10:55
2007年6月18日

シアトル モノレールの謎

先日、シアトルへ行ってきました。

シアトルと言えば、モノレール

Westlake Center Mall 駅 (次の写真) と Seattle Center 駅を結んでいます。 シアトル万博 (1962年) の時に開業したそうです。

Westlake Center

上の写真だと分かりにくいかも知れませんが、 モノレールの軌道が二本あります。 向かって左側の軌道に青色の車両が停車していますね。

同じ場所の軌道の部分を反対側から見ると、
↓ こんな感じ。

deadend

初めてこの Westlake Center Mall 駅を見たとき (2007年5月)、 とても強い違和感を感じてしまいました。 そもそも軌道が二本あるのに、 プラットホームが片側にしかないのがとても不自然でしたし、 ↑ の写真を見れば多くの方に同意して頂けるのではないかと思いますが、 二本の軌道が異常に接近しています。 こんなんで本当にすれ違えるのか?と、 誰もが疑問に思うのではないでしょうか。

Westlake Center Mall 駅と Seattle Center 駅とは 1.6km ほどしか離れておらず、 途中に駅がないのはもちろん、 二つの軌道を乗り換えるためのポイント (転轍機) もありません。 つまり、一方の軌道を走る車両は、決して、 もう片方の軌道を走ることはできません。

しかし、冒頭の Westlake Center Mall 駅の写真を見ると、 向かって左側の軌道は、 横のショッピング モールの建物と接していて乗降できそう (実際、モール 3階にモノレール乗り場があります) ですが、 向かって右側の軌道には、 乗降のためのプラットホームが見当たりません。 私はてっきり、右側の軌道は現在は使用されていないのだと思っていました。

ところが、別の日に反対側の Seattle Center 駅を訪れてみると、 Westlake Center Mall 駅で見た青色の車両の他に、 赤色の車両がありました。 下の写真だとちょっと分かりにくいかも知れませんが、 向かって右側の軌道に青色の車両が停っていて、 向かって左側の軌道に赤色の車両が走っています (ちょうどこの駅に入ってきたところです)。

Seattle Center

トポロジー的に考えて、 赤色の車両が走っている軌道は、 Westlake Center Mall 駅へ行くと、 ショッピング モールの建物に接していない側の軌道につながっているはずです。 両方の駅で見た軌道が互いにどのようにつながっているかは、 次図のように、 モノレールの路線に赤色の軌道と、青色の軌道を書き入れてみると一目瞭然ですね。

Monorail Route

赤色の車両が走っている軌道は、 ショッピング モールの建物に接していないのに、 どうやって乗降するのでしょうか? とても謎です。

More...
Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 06:30
2006年7月17日

理容SENGOKU(千石) たまプラーザ店

日記の更新が滞ってしまっています (_O_)。 いろいろ考えていることはあるのですが、 考えがまとまるまでは個人の日記の ほうへ書くということにしていたら、 こちらの日記の更新が止まってしまいました (^^;)。 二つの日記を書き分けるというのは、なかなか難しいものですね。

この三連休は、どーせ梅雨で雨だろうと思っていて 特にどこへも行く予定を立てていなかったので、 家でのんびりしております。 時間を持て余し気味だったので、 連休の中日に散髪に行ってきました。

自宅の近くにいくらでも散髪屋があるのに、 私はわざわざ電車に乗って、 たまプラーザ駅(東急田園都市線)の近くの散髪屋へ行っています。 なぜ、たまプラーザかといえば、以前その近くに住んでいたからで、 引越ししてもう 6年以上にもなるのに同じ散髪屋に行き続けています。 いつも同じ担当者に散髪してもらえれば、 いちいち髪型を指定する必要もなく楽だから、 ずーっと同じ散髪屋、同じ担当者に散髪してもらっている、というわけです。 そういう人って多いと思うのですが、 引越しして生活圏が変わってもわざわざ以前の店に通い続ける、 というのは少数派かも知れませんね。

近くの初めての店に行くか、遠くのなじみの店に行くか、 みなさんならどちらを選ぶでしょうか? どのくらい「なじみ」になるかにもよると思いますが、 顧客ロイヤリティをいかに高めるかがとても重要な業種の一つであることは まちがいなさそうです。

私が行き付けのこのお店、 最初の頃 (今から 14年ほど前になるでしょうか) は、 顧客管理を担当者の記憶だけに頼っていたようですが、 そのうち顧客一人一人の好みの髪型や留意点を書き留めた カルテを管理するようになり、 そして最近ついに、 Web ページを公開しました。 スタッフのブログまであるようです (せっかくの機会なのでトラックバックを打ってみます)。 昔からワン・トゥ・ワン・マーケティングを実践してきたお店が、 今後どのようにインターネットを活用していくのか、 とても興味深いところです。

ちなみに、私がそもそもこのお店に行くようになったきっかけは、 大学を卒業して東京に出てきたとき、 街をうろうろしていたら、 たまたま私の名前 (SENGOKU) と同じ名前の散髪屋を見つけて、 「何かの縁」と思って入ってみた、という単純なものです (「センゴク」といっても地名の「千石」のようですが)。 こういう「気まぐれ」で入ってきたお客をいかに固定化するか、 そのノウハウは非常に重要なものなのでしょうね。

Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 10:08
2006年6月6日

ライブドア ブログのXHTML文法チェック

ふと思い立って、このブログ(livedoor Blog)の XHTML文法チェックを行ってみた。 予想通り、山のような文法エラーが見つかった。(^^;)

片っ端から修正し、ほとんどは駆逐できたのだが、 ユーザ設定できない以下の部分についてはどうにもならない。

修正不可能な文法エラー

ユーザ設定できない部分なので修正できない。

HTMLテンプレートでアイコンのURLを示す変数の値が異常

次のようなHTMLが生成されてしまう:

<div class="powered">
<a href="http://blog.livedoor.com/">
<img src="http://img.blog.livedoor.com/img/usr/cmn/blog_pro.gif
"
width="117" height="28" border="0" alt="livedoor Blog(ブログ)"
title="livedoor Blog(ブログ)" />
</a>
</div>

なぜか、blog_pro.gif のURL の直後に改行コードが入っている。
これは、HTMLテンプレートでは「<$LDBlogLogo$>」となっている部分。

outfooterの部分

HTMLテンプレートで生成した HTML に、 システムが自動的に追加する outfooter に次のような部分がある:

<script type="text/javascript" src="http://parts.blog.livedoor.jp/js/c.js">
</script>
<script language="JavaScript">blog_counter('hiroaki_sengoku')
</script>
<script type="text/javascript" src="http://blog10.analyzer.livedoor.jp/x.js?pid=39952">
</script>
<noscript>
<img src="http://blog10.analyzer.livedoor.jp/img/a.gif?pid=39952">
</noscript>

なぜか二番目の JavaScript だけ 「language="JavaScript"」という属性になっている。 一番目、三番目と同様「type="text/javascript"」にすべきだと思う。

また、img タグが閉じていないのと、alt属性がない。

以上は、HTMLテンプレートで設定可能な範囲外であるので、 対処できない。

修正可能ではあるものの望ましくない文法エラー

上記の問題点のほか、回避手段があるとはいえ、 以下の点も問題だろう。

「ブログ検索」プラグイン

プラグインとして「ブログ検索」を使用すると、 以下のような HTML を生成してしまう:

<form action="http://sf.livedoor.com/search" method="GET" style="padding:0;margin:0px;">
<input type="HIDDEN" name="q" value="allinblog:http://sengoku.blog.klab.org/">
<input type="TEXT" name="q" class="sf">
<input type="SUBMIT" value="検索" class="sfbtn">
</form>

inputタグが閉じていない。 また、「method="GET"」は「method="get"」のほうがよいだろう。

「ブログ検索」プラグインを使わず、 「フリーエリア」プラグインを使って 正しい XHTML を書けば対処可能ではあるが...

改行をそのまま反映

「投稿フォームの設定」で「改行をそのまま反映」を選択すると、 行末に「<br>」が挿入される。 「<br />」でないと XHTML 的には文法エラーになってしまう。

Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 19:22
2006年5月18日

休暇でサンフランシスコへ行きます

明日から休暇です。 ここ 10年ほど、年2回のペースで、休暇をとって海外に行っています。 この 10年間の間に(株)ケイ・ラボラトリー (当時の社名) の設立があったり、 その他もろもろ超忙しい時期もあったのですが、 この年2回の休暇だけは欠かさず続けられています。 周囲の方々の理解があればこそと、感謝しております (_O_)。

今回はサンフランシスコに行きます。 ちょうど 6年前、ケイ・ラボラトリー設立直前に、 JavaOne に行くためにサンフランシスコへ行ったので、 それ以来のサンフランシスコです。 当時書いた日経Linux の連載の注釈から引用:

おまけに,この原稿の締め切り直前に海外出張の予定が入っています。 これは飛行機の中で書けっていうことでしょうか。 幸い,ビジネス・クラスなので, (その気になれば)原稿の1本や2本,余裕で書けることでしょう... と思っていたら飛行機がやたらに揺れて, 原稿を書いていると酔いそうになったので, 早々にノートPCの電源を切って寝てしまいました。

今回は休暇なので JavaOne のことは全く念頭になかったのですが、 ナニゲなくJavaOne のページを 見ると、今年は 5/16 ~ 5/19 なのですね。 明日 5/19 出発すると、到着するのは (日付変更線を越えるので前日になるから) 5/19 の朝になり、JavaOne を見に行けてしまうようです (もちろん行きませんが ^^;)。

Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 08:32
2006年5月14日

「迷惑メール」を「有害メール」と呼ぶべきか?

「頼んでもいないのに送られてくる厄介で迷惑なメール」を、 なぜ「スパム」や「有害メール」でなく、 「迷惑メール」と呼ぶのか、 今のスパムは「迷惑」という域を越えているのではないか、 という趣旨の問題提起を、 (株)サードウェア社長の久保様が 「オープンソースでいこう」で 書かれました。 コメントを書いていたら長くなりそうだったので、 トラックバックの形で書かせて頂きます。

スパムというのは、もとはといえば NetNews の迷惑な記事に対して使われた用語です。 このあたりの話は、 日経Linuxに連載した拙文でも解説しております。 歴史上初めて大問題となったスパムも引用しておりますので、 参考にしていただければ幸いです。

で、迷惑メールのことをスパムと呼ぶ人が現れ始めてきたころから、 私は「スパムってのは NetNews の記事についての用語であって、 メールについてスパムと呼ぶのは誤用だ」という主張も込めて、 「迷惑メール」と呼ぶようにしていました。 その後、迷惑メールという呼び方が広まったので 変な用語が広まらなくてよかった、と感じたのを覚えています。

なので、私は「スパム」と呼ぶより「迷惑メール」と呼ぶほうが適切と 思っております。 「頼んでもいないのに送られてくる厄介で迷惑なメール」は、 UBE とか UCE とか呼ばれていますし、 「フィッシング(詐欺)メール」については、 そのまま「詐欺メール」と呼ぶのが適切だと思います。 また、「メールボックスを埋めつくすほど届く」メールは、 メール爆弾と呼ばれていますね。

久保様曰く:

「迷惑」という語感が気になっているわけなんですが、 このことについて仙石様はじめ皆様はどう感じておられるのでしょうか。 我慢してやりすごせばいい、というニュアンスではなく、 極力工夫して積極的に排除すべき対象、 ということを強く主張すべきだと思うので、 見直すべき時期なんじゃないかということなんです。

私としては、「迷惑」という言葉に、久保様がおっしゃるように、

「迷惑」だったら我慢してやりすごしておけばいい、というイメージがあります。 電車の中でわめく人に対する対応みたいな感じですね。

というイメージがあるからこそ、 「迷惑メール」という呼び方が適切だと思っています。 迷惑か否かは、あくまで受け手の主観、というイメージですね。 「有害メール」という名前を仮につけたとすると、 「誰が有害と判断し規制するのか」という問題が出てきてしまうと思います。

ご存知の通りインターネット全体の管理者はいません。 あるメールが迷惑か否かは、 そのメールを受け取る(あるいは送信する)各サイトの 組織の判断にゆだねられるべきであって、 第三者がとやかく言うべき問題ではないと思うのです。 気軽に「有害」と言ってしまうと、 暗黙のうちに「有害認定し規制する」権威を認めることになりかねない、 という危うさを感じます。 条例で定められている「有害図書」の場合と比較してみるといいかもしれません。

もちろん、ネットは現実社会の一部ですから、 ネットの外で犯罪であれば、ネットの中でも犯罪です。 だから法律に照らし合わせて「詐欺」に該当するなら 「詐欺メール」と呼ぶべきですし、 その他の犯罪に該当する場合も同様でしょう。 ただし、犯罪か否かを判断する際に拡大解釈は許されませんから、 犯罪と認定するだけの十分な法的根拠が必ず必要だと思います。 「有害図書」の場合は、 「青少年の人格形成に有害である可能性がある」という趣旨の定義が 各都道府県の条例で定められていますね。

Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 08:01
2006年5月9日

出版社のWebページへ寄稿する理由とは?

出版社のWebページへ寄稿する理由って何だろう?
出版社のWebサイトには、著名人が執筆したコラムが多数掲載されている。

出版社にとっては、 サイトを充実させることによって 来訪者が増えるというメリットがあるのは分かる。 雑誌と違って流通コストがかからないから、 紙面の制限もないわけで、 こうしたコラムは多ければ多いほど好ましいに違いない。

しかし、執筆する側のメリットがよく分からない。 誰でも低コストで自分が書いた文章をネットへ発信できるし、 内容さえマトモであれば、 それがどこにあろうとあまり関係ないように思われる。 まして著名人が書くコラムであれば、 どこに置いたとしても すぐ広まるし、 大勢の人に読んでもらえるだろう。

逆に、出版社のWebサイトに置いたとしても、 内容がなく、著者が無名の人であれば滅多に読まれないだろう。 そのサイトの登録会員にメール等で告知することによって 一時的に読者を増やすことができたとしても、 あくまで一時的であって、 内容が読むに値しなければすぐ忘れ去られるだろう。

つまりWebの場合は、重要なのは内容であって場所ではない。

一方、紙媒体には Webとは異なる読者層へ届けることができるというメリットがあるわけで、 紙媒体への寄稿には書く側にも十分な理由があると思う。 私自身、何年か前に雑誌の連載記事を書いたことがあるが、 原稿料はオマケと思えるくらいの大きなメリットがあったと思っている。

したがって、執筆する側にとっては、 Webと紙媒体は根本的に異なるものだと思う。 にもかかわらず、Webサイトへの寄稿の場合も、 雑誌等への寄稿と同様の扱いらしい。 つまり、文章量に応じた原稿料のみで、 ページビューに応じた支払いとかの制度は無い、 という説明を、某出版社の編集者のかたから受けた。

それならなぜ、Webサイトに寄稿する人がいるのだろう?
単に、私が書く駄文には価値がないから原稿料だけで我慢しろ、 ということ? (^^;)
実は私が知らされてないだけで、 Webページならではの報酬体系がある?
まあ、それならそれでかまわない ;-( ので、 原稿料以外のメリットとして、 どんなものがあるのか教えていただけると幸いである。

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Filed under: その他 — hiroaki_sengoku @ 19:57
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