Linux でのサーバー構築を紹介した書籍や雑誌記事は多数ありますが, セキュリティに配慮し, 他のさまざまなサーバー類と連携した実稼働システムについての記事は そう多くはありません。 本連載では, 筆者が運営しているネットワークとそこで使用しているサーバー類の構築, 運用法について紹介します。
転職します。 のっけから唐突ですが, おかげで鬼のように忙しい今日このごろです。 今は社宅に住んでいるので, 当然退職すれば追い出されます。 ですから, アパートを探さねばなりません。 2 〜3 月は引っ越しシーズンでもあり, 引っ越し業者に予約を早めに入れる必要もあります。
そして今使っている, OCN エコノミー *1 は契約し直す必要があります。 単に解約して新規契約するというのではなく, 工事日 *2 をうまく調整しないと, 筆者の管理している gcd.org ドメインが一時的に IP アンリーチャブルになってしまいます。 さらに, ISDN の移転の日もうまく設定しないと, 会員(後述)がアクセスできない日ができてしまいます。
さらにまだ続きがあります。 お正月ごろ Palm *3 用の拙作シェアウエアを, PalmGear H.Q. *4 に登録したのですが, 世界中の人々にダウンロードされたようで, 試用期間の 1 カ月が経とうとしている現在, 世界各国の人たち *5 から質問やバグ報告メールが届いているのです。 私のつたない英語力だと 1 通返事を書くだけでも大変な労力と時間がかかってしまうのでした。
まったくもって, 連載を始めようという時期に限ってなんでこんなに忙しくなるんだ, とぐちっていても仕方がないので, 早速始めましょう。
(仙石浩明)
連載 第 2 回 「ネーム・サーバ (前編)」
特集: 高性能メール配送エージェント qmail 徹底活用, Part 1
本稿は日経Linux 2000 年 4 月号に掲載された、 実践で学ぶ、一歩進んだサーバ構築・運用術, 第 1 回「ここまでできる充実環境」を日経BP 社の許可を得て転載したものです。
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